持続的生物生産
Sustainable Bioproduction
植物や微生物の生産性や機能の向上、バイオものづくりに取り組み、食料供給の安定化や化石資源に依存しない社会の実現を目指します。
食料生産において、気候変動および人口増加への対応は喫緊の課題です。本プログラムでは、植物や微生物の生産性や機能の向上に取り組み、環境ストレス適応力や物質生産力を強化した「レジリエント」な植物・微生物の開発を目指します。また、合成生物学の手法を活用して、持続可能なバイオものづくりも進めます。
レジリエントな植物・微生物の創出
気候変動や環境ストレスへの適応力向上、物質生産力強化、資源利用効率向上、カーボンニュートラルへの貢献を目指し、植物および微生物のシングルセルオミクス解析等を行い、形質の改良に有用な新規遺伝子や機能性小分子の同定および機能解明のほか、機能向上技術の開発・検証を進めます。また、植物・微生物の生産性や機能の向上等に効果的な栽培・培養方法の制御技術の開発に取り組みます。
バイオマス・バイオものづくり
植物や微生物の代謝ネットワークを再設計し、有用物質を持続的かつ効率的に生産するバイオものづくりを実現します。また、化石燃料に依存しない新たな生産プラットフォームの構築も目指します。
副プログラムリーダー
-
持田 恵一
Keiichi Mochida -
平井 優美
Masami Yokota Hirai -
杉本 慶子
Keiko Sugimoto
植物や微生物の可能性を最大限に引き出す研究を通じ、深刻な食料危機や、気候変動に耐えうる作物の創出等、地球規模の課題解決に貢献します。