分子リガンド標的研究チーム
Molecular Ligand Target Research Team

化学遺伝学的アプローチにより化合物の標的分子や細胞内作用機序を明らかにします

チームディレクター

チャールズ・ブーン Charles M. Boone Ph.D.

チャールズ・ブーン

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1989
カナダ McGill大学大学院 博士学位取得
1993
カナダ サイモン・フレーザー大学 助教授
1997
カナダ クイーン大学 助教授
2000
カナダ トロント大学 准教授
2003
同 教授
2008
理化学研究所 客員主管研究員
2009
同 分子リガンド標的研究チーム チームリーダー
2013
同 環境資源科学研究センター 分子リガンド標的研究チーム チームディレクター(現職)
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研究分野 生物学
研究関連分野 医歯薬学
キーワード ケミカルゲノミクス/標的同定/酵母
戦略プログラム 先端技術プラットフォーム 先端技術プラットフォームのアイコン
分子リガンド標的研究チーム

研究概要

ユニークな生理活性を示す分子リガンドには、生体内に必ず特異的な標的分子が存在します。標的分子の決定は、分子リガンドの作用機構解明に必須であり、創薬研究の要ともなっています。しかし、分子リガンドと標的分子との相互作用は一様でないため、これまで標的分子の決定はきわめて困難でした。当チームは、分裂酵母全遺伝子ORF発現株ライブラリーや出芽酵母遺伝子破壊株ライブラリーを用いた遺伝学的相互作用の検出法をもとにした新しい相互作用検出技術の開発を行います。これを用いて生理活性を引き出す原因となる標的分子を速やかにかつ正確に決定することを目指します。

研究テーマ

  1. 分子リガンドとその標的分子間の化学遺伝学的相互作用の網羅的解析
  2. 生理活性を有する化合物の作用機序の検証
  3. 必須遺伝子を標的とする生理活性物質の同定
分裂酵母全遺伝子ORF発現株ライブラリーを用いた薬剤標的分子の同定法
薬剤高感受性の分裂酵母全遺伝子ORF発現株ライブラリーを薬剤存在下でプール培養し、各株の存在比をDNAマイクロアレイを用いて検出する。このようなケミカルゲノミクス解析により、薬剤標的分子をコードする遺伝子を簡便に同定することができる。

お問い合わせ

charlieboone [at] riken.jp

和光地区アクセス
〒351-0198 埼玉県和光市広沢2番1号
環境資源科学研究棟N202号室